結構間違われることなんですが、行政書士と司法書士って、区別がついていない人が多くいます。
とりあえず、両者は違うんだ、ということを理解してもらうだけでも結構な時間がかかってしまうこともあります。
そして、やっと違うことが理解してもらったかなと思ったところで、もう一度、「で、仕事内容はどこが違うんですか?」と話が逆戻りしてしまうこともしばしばです。
では、行政書士と司法書士は、どう違うのでしょう??
【行政書士】
管轄は官公庁
基本的には、官公庁へ提出する書類作成や、その提出代行が仕事。そこから派生して、コンサルティングをすることもできます。
【司法書士】
管轄は法務省
登記業務が中心
認定司法書士となると、簡易裁判所で代理人となれる。
一応、異なる資格なのですが、混同の原因は、両者の業務で重なるところがあるからかもしれません。
一番重なりやすい業務は、「相続」と「会社設立」でしょうか。
逆に、行政書士だけできる業務と言うと、こんなものがあります。
役所に対する各種許認可手続き
建設業許可、古物商許可、飲食業許可、宅建業免許登録、酒類販売業許可、喫茶店営業許可、産業廃棄物許可、労働者派遣事業許可、介護事業申請、風俗営業許可申請、探偵業届出など。
自動車の手続き
自動車登録、車庫証明、名義変更、廃車手続き、運送事業許可、介護タクシー許可、自動車運転代行業認定、など。
外国人の手続き
在留資格認定証明書交付申請、在留資格変更許可、在留期間更新許可、永住許可申請、再入国許可など。
結構ありますね。
ただ、これらはあんまり一般の方々には馴染みが無いものが多いので、説明してもぴんとこない場合が多いですね。
自動車の登録にしても、販売店がやってくれていると思っているようですし・・・。
「行政書士です!」と言っても、仕事内容を説明したり、説明してもわかってもらえなくてぐだぐだになったりしない時代が早く来たらいいなあと思う次第です。
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